1994年、セオ・パリッシュは生楽器、ループサウンド、人間の声、またその他音を発生する様々な物を用いて編曲するアートフォーム、サウンドスカルプチャーによって、カンザス・シティ・アート・インスティテュートから美術学士号を授与された。カンザスシティに在住中、セオはダンスミュージックに触発される一方で、彼もダンスミュージックに強い影響を与え続けながら、眠っていたアンダーグラウンドの音楽シーンに新たな息吹を吹き込んでいた。
同年セオ・パリッシュはミシガンに移住すると、デトロイトのアンダーグラウンドの音楽シーンに深く携わることになる。それ以来現地の才能あるDJ達の間にダンスクラシックを復活させることで大きな貢献を果たした。
「音楽に対する愛こそが全てのプロデューサー、パフォーマー、DJ達にとっての原動力であるべきだ。全てがその核心、その愛から生まれるんだ。その愛さえあれば、サンプリングはトリビュートにも成り得るんだ。長く忘れ去られていたアイディアを発展させる事であったり、音の再構築やコラージュとしてね。その解釈をオープンに、また敬意と共に用いる事でDJプレイはスピリチュアルな儀式に生まれ変わる。そして数時間の選曲を一つの歴史にまで変えることが出来るんだ。」 セオ・パリッシュのこの哲学こそが、彼によって創られる特徴的なサウンドに形と方向性を与えているのだ。